東洋大が首位を走る青学大に勝利し2勝1敗とし、勝ち点を2に伸ばした。
3回、2死満塁から青学大先発の鈴木泰成投手(3年=東海大菅生)の暴投で1点先制。4回には2死三塁から秋元俊太外野手(4年=木更津総合)の中前適時打。なおも2死二塁から高中一樹内野手(2年=聖光学院)の右越え適時二塁打で、この回2点を加えた。7回には主将の池田彪我内野手(4年=三重)が「大きいの狙わずに逆方向の意識で打席入りました」と、変化球を捉え右越えソロ本塁打でダメを押した。
投げては大学初先発の向高滉人投手(4年=報徳学園)が独特の動くボールを武器に、青学大打者を翻弄(ほんろう)。5回を5安打無失点に抑え、後半は小刻みな継投で粘る青学大を振り切った。
価値ある1勝に、選手たちはガッツポーズを作りベンチから飛び出した。主将の池田は「僕らが2部にいた時も、青学大はずっと1部で勝ち続けていて、負けない。王者という印象でした」。今春、3季ぶりに1部に復帰し春は1勝2敗。そして、秋は2勝1敗で、王者に土をつけた。井上大監督(52)は「選手たちは、絶対に俺たちが今年最初に青学大に土をつける、という思いで戦っていたと思います」と、その成長に目を細めた。
この試合は、青学大の先発、鈴木泰成投手(3年=東海大菅生)に対し「(鈴木投手は)低めの変化球を振らせ、真っすぐも強い。自分たちは真っすぐも変化球もどちらも打とう、というのは難しい。真っすぐのゾーンを上げながらしっかりコンタクトしていこう、と話をした」と池田。狙い通り鈴木投手から6安打3失点と攻略。4回途中でマウンドから引きずり降ろした。「青学大に2勝して勝ち点を取れたのは、すごい大きな勝ち点やと思います」。1年前までは、遠い存在だった青学大を倒し、あらためて1部で戦う自信をつけた。
開幕から5連敗も、投打ともに上向きに。ここまで4連勝と好調だ。池田は「全員が同じ方向に向けた。それがすごいよかったと思います」。試合前、井上監督が「勝ち続けるぞ」と選手たちに声をかけた。この勢いのまま、最後1カードに臨む。
敗戦の青学大は、勝ち点3のままで、優勝は次週行われる第5週に持ち越された。



