西武は21日、今秋ドラフト会議(23日開催)での1位指名を明大・小島大河捕手(4年=東海大相模)に決定したと公表した。
高校時代には内野手経験もあるが、この日報道対応した広池浩司球団本部長(52)は「捕手として(の指名)です」と明かした。
西武は今季、大卒4年目の古賀悠斗捕手(26)が112試合に出場し、正捕手に近い役割をした。他球団の捕手と比較し、打率や盗塁阻止率が決して低い数値なわけではない。
それでもなお、球界では08年の大野奨太捕手(日本ハム1位)の以来となる「大卒捕手のドラ1」に踏み切るのは、チームの捕手構成が絡んでくる。
今季、古賀悠に続いて多くの試合に出場したのは現役球界最年長捕手の炭谷銀仁朗捕手(38)だ。経験はさすがで今季はサヨナラ打などでも光ったが、さすがに全盛期のコンディション維持は難しい。
開幕1軍を手にした牧野翔矢捕手(24)は3番スタメンを任される試合もあったが成績を残せず、7月には2軍調整に入った。
森友哉捕手(現オリックス)が22年オフにFAでチームを去り、その直後に古賀悠と正捕手の座を争った柘植世那捕手(28)も存在感が薄れていた。
捕手の支配下選手が6人しからおらず、コンディション不良が重なり、1~3軍の運用に苦戦するタイミングもあった。西口文也監督(53)も「絶対的な人数も含め、足りないのは確か」と捕手事情に言及したことがある。
加えてチームの左打者で今季本塁打を放ったのは、西川愛也外野手(26)の10本と、山村崇嘉内野手(23)の4本のみ。1軍メンバーの左打者強化も、1つの課題とされていた。
広池本部長は小島河を無事に獲得できた場合、古賀悠らとの競争を期待しているかという問いかけに「はい、その通りです」と間髪入れずに答えた。
古賀悠も秋季練習中、捕手補強の可能性については「(新人を)取ると思っています」と悟り「僕もこの3年間は出させてもらったみたいな感じですが、ここからは(レギュラーを)つかみにいかないと」と来季への強い決意を口にしていた。【金子真仁】



