ソフトバンク杉山一樹投手(27)が17日、来季の開幕守護神に意欲を見せた。

今季は6月の交流戦期間からオスナの代役で抑えを務め、セーブシチュエーションでは一度も失敗がなく31セーブで初タイトルを獲得。キャリア最多の65試合に登板して防御率1・82の好成績で、チームのリーグ連覇と5年ぶり日本一に貢献した。来季の9回はオスナや藤井、松本裕らと競争して勝ち抜く覚悟。みずほペイペイドームで自主トレを行い、決意を新たにした。

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杉山は守護神として送った充実の日々を心に刻んでいる。「僕が6回や7回を投げていた時に、最終回で逆転とか、同点から逆転っていうシーンを見てきた。野手が頑張って点を取ったっていうのもいろんなところを見ていた」。過去に投げ終わりで劇的シーンをベンチで見ていたからこそ、9回のマウンドは一層の喜びがあった。「勝ちで終われる、その瞬間がすごく楽しかった」。

今季はオスナがコンディション不良を訴え、交流戦期間の6月から代役守護神を担った。セーブ機会では一度も失敗がなく、31セーブで初タイトルを獲得。CS、日本シリーズでも全7試合無失点で1勝1ホールド4セーブをマークした。「昨年以上にやりきった1年だった。タイトルは正直、運。それよりも日本一の方が気持ちは大きかった」。リーグ連覇&日本一の立役者は来季の開幕守護神への意欲を問われ、強い覚悟を示した。「オスナも(戦列に)帰ってきますし、松本さんも藤井さんもいる。もう1回競争してつかみたい」。

今季のブルペン陣は、藤井-松本裕-杉山の「勝利の方程式」で多くの白星を拾った。だが9回の座を狙うのは藤井と松本裕ら先輩も同じ。藤井は51試合で防御率1・44、松本裕も51試合で防御率1・07と抜群の安定感。オスナも右肩コンディション不良から再起する見込みで、ライバルたちは強敵だが譲るつもりはない。「(登板)試合数が増える分には全然大丈夫。3連投は今年2回しかしていない。3連投は普通に投げ切れるぐらいの感じにしたい」と今季以上のフル回転を誓った。

この日はみずほペイペイドームで自主トレを行った。現在はウエートトレーニングのみ。オフの課題は「今、分析して出しているところです」とつぶしにかかる。年末や年明けの自主トレは「転々としようかなと思っています」と例年通り、拠点を設けずさらなるパワーアップを図る計画だ。最速160キロの剛腕が再び“定位置”に座るべく、体を鍛えあげる。【只松憲】

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