新庄監督が、またも大きな記録に並んだ。
開幕9戦で22発。自身も阪神時代に指導を受けた吉田義男監督時代の85年阪神に並ぶNPN史上最速ペースだ。
止まらぬ打棒に指揮官は「04年にジャイアンツが34試合ぐらい(実際は33試合)連続本塁打があるから、まだまだ。それは抜けないでしょ。1回(連続本塁打を)切って(笑い)。この話題はもういいですよ」と、ぜいたくな悩みを口にした。
田宮の1号で、開幕9戦にして本塁打11人。83年中日などの9戦10人を超えるNPB記録となった。この成果に「みんなの実力。(本塁打は)狙って打てるようなものじゃない。練習の成果」と選手の努力をたたえた上で「横尾打撃コーチ、(キャンプで臨時コーチを務めた)山崎武司コーチの影響もすごくある」。そして最後に「その前の(昨季まで打撃コーチを務めた)八木さんですよ。『ホームランは狙わないと打てないですよ』という指導をしてくれていたおかげ」。昨季まで下地をつくってくれた前コーチへの感謝も、忘れなかった。
計57得点のうち本塁打での点が、6割を超える36点。ド派手な1発攻勢で5勝のうち3試合が逆転勝ちだ。7回に起死回生の勝ち越し3ランを放った万波は「いい投手を攻略するのにホームランはマスト。でも、それ以上でもそれ以下でもない。みんな、そんなふんぞりかえってない」。おごらぬ集中力が、量産の土台にある。【永野高輔】



