高卒4年目の阪神茨木秀俊投手(21)がプロ初先発初勝利を挙げた。冷たい雨が降りしきる中、粘りきった。2-0の6回、2安打と四球で2死満塁のピンチ。それでも動じず、ヤクルトの代打宮本丈内野手(31)から低めのチェンジアップで空振り三振に斬った。満員の甲子園に「茨木コール」が響いた。

「自分で作ったピンチは自分で抑えないと成長もない。あの場面で抑えられたところはいい経験かなと思います」

6回96球で5安打無失点、5奪三振。初回、2回、4回と先頭に安打を許すも、丁寧に後続を打ち取り、ゼロを刻んだ。「表情に出ないだけで、内心ちょっと焦りはありました。(初勝利は)うれしい気持ちが大きいです」。雨脚が強まり、7回コールドゲームで勝利したがウイニングボールは行方不明に。お立ち台で「ほしいですね。両親に渡したい」と発見を願った。

帝京長岡(新潟)では3年夏の県決勝で日本文理に敗れ、あと1歩届かなかった聖地。「高校の時に行けなかった思いもありましたし、プロになって勝利はつかみたかった」。チームは18年ぶりの開幕4カード連続勝ち越しで、首位ヤクルトに再び0・5ゲーム差。「1軍で活躍し続けられるような選手になりたい」。また1人、頼もしい右腕が加わった。【村松万里子】

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