今春17回2/3を投げて無失点を続けていた日本生命の最速151キロ右腕・斎藤礼二投手(25=東海大)の登板はなく、チームは決勝トーナメントで敗退した。試合後、自チームのブルペンを整備してから球場を後にした。

先発・中継ぎをタフにこなし、4月上旬のJABA四国大会で計7回5奪三振無失点。JABA京都大会でも2試合で計10回2/3 12奪三振無失点で、今春は4試合計17回2/3を投げ、計17奪三振を記録した。イニングに近い奪三振数を誇るも、「キャッチャーとの共同作業」と謙虚に振り返る。

決め球は「その日によって違う」。25日はスライダーを武器に、ツネイシブルーパイレーツ戦で113球10奪三振完封。7回から3イニング連続、2死走者ありの場面で空振り三振を奪った。

かつては、打たせて取る投球スタイル。「三振が取れるタイプじゃなかったのに」と回想。「今は捕手のみんなと相手を研究している」と胸を張る。

転機は昨夏の都市対抗野球初戦の西濃運輸戦。同戦を弾みに「成長した」と言う。3番手で7回から登板。9回に同点の1発を浴び、延長戦に。延長タイブレーク12回まで投げ切り、初戦突破。大会4強につなげた。「社会人野球の一番の舞台で自分のせいで延長に入ったものの、タイブレークで勝ちきれた。そこから一気に(調子が上がった)」。

母のいとこで、野球好きで知られるタレント井森美幸(57)が陰ながら応援する存在。「僕に連絡しすぎないように気を遣っていただいてその分、母とは常にやりとりしているそうです(笑い)」。節目ごとに、メッセージを受け取る。

「これまでと変わらずに役割を全うして、打線につなげられる投球をしたい」。4年連続65回目の都市対抗をかけ、同予選への調整に尽くしていく。