阪神才木浩人投手(27)が通算50勝と球団新の巨人戦9連勝をダブル達成した。6回1/3を3失点だった。
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才木は10年目で節目の50勝に到達した。この数字への興味は薄い。「まだ50勝なんだっていう印象です。もっと勝っていないとダメだよなっていう気持ちが基本的にあります」と達成感は皆無だった。
高卒2年目に早くも6勝。その後、右ひじのトミー・ジョン手術で足踏みした。復帰後の活躍は周知の通り。24年は13勝3敗、昨年は防御率のタイトルを獲得。本人が思う「まだ50勝」の感覚もよく分かるが、高卒入団、手術のブランクを考えれば十分に順調なペースだ。ここに才木の目線の高さが表れている。
「手術とかもあった中での今ですけど…まだまだこれからですから。チームが勝てるピッチングと、自分が目指しているところに近いプレーヤーになるのが、すごく大事なので」。細かな駆け引きよりも、自分の思ったような球を投げて、打者をねじ伏せることが理想のスタイル。世界最強を目指す右腕は、はるか未来を見ている。【柏原誠】



