エースが気迫の投球で「学館対決」を制した。東京学館浦安・大家雅史投手(3年)が兄弟校で24年夏ベスト4の東京学館を相手に、9回113球を投げ2安打無四球、7奪三振で完封勝利。スコアは1-0、両校合わせて4安打のしびれる投手戦は、今大会屈指の右腕を擁する東京学館浦安に軍配が上がった。
初回先頭の東京学館・北地宙夢外野手(3年)に二塁打を浴びるなど、「最初はあまり狙ったところに行かなかった」が、回を追うごとに調子を上げた。常時140キロ台の直球と鋭いスライダーで圧倒し、その後も走者を出したのは6回に再び安打を放った北地だけ。ほか7イニングは3者凡退に封じた。4回には自己最速147キロを計測するなど、球威で押した。
「最後の夏の大会なので」と自然に出た高出力は、9回の145キロ連発に表れた。「みんなから『おまえに任せる』って言ってもらったので」とエースの誇りで投げ抜いた。
初戦をコールドで勝ち、先発の間宮俊翔投手(2年)や2番手の大野聖直投手(3年)の好投に応えようと燃える東京学館打線を寄せ付けなかった。大家は「相手の勢いにのまれず自分たちの野球ができた」と胸をなで下ろした。【服部航大】

