ヤクルトのドラフト1位ルーキー松下は愛する打席に立ってアーチをかけた。
「スタンドの見え方だったり、観客席の見える雰囲気とかが好きです」
神宮の打席はプロ入り前から好きな場所だ。25年10月23日。ドラフト会議でヤクルトから1位指名を受けた。法大時代に慣れ親しんだ球場が本拠地に。「打席に立った時の景色、構えた時の眺めがすごく好き。そこでこれからできると考えるとすごくワクワクしています」。当日に引き締まった表情で力強く語った。
初めて立ったのは中学時代だった。静岡裾野リトルシニアの選手として全国大会でプレー。3年時の18年8月には「リポビタンカップ 第46回日本リトルシニア日本選手権大会」では日本一に輝いた。自身は遊撃手でベストナイン。まだ緊張感が強かったのか、「その時は感じなかったんですけど、大学のリーグ戦とかで立つ中でいいなと思いました」と話す。実感したのは東京6大学野球リーグ通算14本塁打の大学時代だ。
法大の活動以外でも思い出はある。主将を務めた大学日本代表としての「日米大学野球選手権大会」。最後の試合が神宮で行われ、勝利を収め最高殊勲選手(MVP)賞に輝いた。「楽しかった。勝ったしいい思い出でした」。燕軍団の一員としてプロとしていい思い出を増やす。【塚本光】



