膨れ上がった歓声が、ため息に変わった。3点を追う7回1死二、三塁。不調でスタメン落ちした桑原将志外野手(32)が代打で登場した。次打者は2戦連発中の1番カナリオ。桑原が適時打を打てば流れは変わる-。しかしフルカウントから空振り三振に。悔しさで固まり、うつむいた。

2カード連続負け越しとなり、険しい表情でベンチから引き揚げる。桑原は「最低限の仕事もできてないんで。はい。そういうとこだと思います。ヒットどうこうというより、前に飛ばせば1点入る状況なんで」。日本ハム堀の高め直球を続けてファウルにし、2球で追い込まれた。「最近、カチンって捉えた打球がないんで」。外野に飛ぶ打球がめっきり減った。

とはいえネビン不在の4月、新戦力桑原の大車輪の活躍がなければ、チームがいま首位にいないのも事実だ。「もう1回、速いまっすぐをどうやって弾いていくかっていうことに帰ることかなと。そこから始めないとタイミング合ってこないので…そこっすね」。かみ合わない状況で長期遠征が始まる。7月半ば、少しでもいい顔で、本拠地ベルーナドームに戻りたい。【金子真仁】

【西武】逆転負けで2カード連続負け越し 好投の渡辺勇太朗がまたも5回に崩れ3失点