中日のミゲル・サノー内野手(33)が、3日前になくなった祖母への思いを込めた決勝弾でチームを勝利へ導いた。

1点を追う8回無死二塁。サノーはDeNA中川虎から左中間スタンドへ2試合連続となる10号2ランを放ち、試合を再びひっくり返した。この一打が決勝点となり、中日はシーソーゲームを制して連敗を3で止めた。

試合後、サノーは自ら「3日前に祖母が亡くなったから、おばあちゃんのために打ててよかった」と、切り出した。祖母メラニアさんは88歳。がんのため亡くなった。サノーにとっては育て親のような存在で、大好きなおばあちゃんだった。「ありがとう」と「頑張るから天国で見ていてね」。その思いを胸に放った1発が、チームに勝利をもたらした。

前日8日にも2本塁打を放ちながら、チームは敗戦。「自分が打ってチームも勝ちたい」と願っていた助っ人は、この日は自らのバットで勝利を呼び込んだ。

井上監督も「ミゲルがガツンとやってくれて。これからもあいつに頼っていくんだけども、もう本当にならなくてはならない存在」と目尻を下げる。

横浜の夜空へ放った1発は、祖母への熱い思いが込められた特別なアーチとなった。【佐瀬百合子】