西武、オリックス、巨人、中日などでプレーした中島宏之氏(44)が5日、古巣西武の逆転優勝への起爆剤として、現在はファーム調整中のベテラントリオの中村剛也内野手(42)、栗山巧外野手(42)、炭谷銀仁朗捕手(39)の1軍昇格を提言した。

チームは、4日のロッテ戦に敗れ、100試合目で自力優勝が消滅。6月30日のソフトバンク戦に敗れ、2位に転落した後、5日終了時点で首位と8ゲーム差をつけられた。「春先にも言いましたけど、勝負どころではベテランの技術、経験、勝負強さが必要やと思いますよ」と力説した。

この日は、ベルーナドームで行われたファーム・リーグの阪神戦の試合前練習を激励に訪れ、栗山、中村剛、炭谷の打撃練習を見つめた。「おかわりもクリも銀仁朗も、スタンドにバンバン入れてたし、よく振れてるなと。まだまだ技術も体も元気やと思いますね」と太鼓判を押した。

シーズン序盤、苦しんだチームは、栗山の昇格と重なるように調子を上げ、首位にまで立った。「練習を見てても、特別な雰囲気や存在感があるし、試合に出ればチーム、スタンドの雰囲気をガラッと変えられる選手なんで、やっぱり1軍で見たいですね」と期待を込めた。

西武時代は栗山、中村剛、片岡保幸氏(43)とともに、「片栗中中」でチームを牽引(けんいん)し、08年には日本一を達成した。「今は2位ですけど、チャンスがあるんで、頑張ってほしいなと思います。そのために、技術と経験のある人の力が大事になると思いますし、期待しています」とエールを送った。【久保賢吾】