熊本出身の阪神大竹耕太郎投手(31)が、大粒の涙を流した。6回4安打3失点で約1カ月半ぶりの4勝目。ヒーローインタビューで熊本の地震について尋ねられると、思わず声を震わせた。

「自分もちょうど地震があった時に帰省していたんで被災したんですけど…。当たり前の生活ができて、当たり前に野球ができる、そうじゃないんだなというのはすごく感じた。自分自身も今シーズンは勝てない試合が多くて、逃げ出したいようなときもあるんですけど、被災された方はもっと苦しい状況を打開しようと日々頑張っていると思うので、自分も逃げずに立ち向かう姿が、少しでも熊本の皆さんに何か伝わればいいなと思います」

7月28日に熊本県で最大震度7の地震が発生。帰省中だった大竹は、帰阪しようとした直前に被災。1度実家に戻り、翌日の飛行機で大阪へ向かった。この日の試合中も最大震度4の余震が発生していた。

後半戦初先発で左腕は粘った。初回に7点の大量援護をもらい、直後に3者凡退でスタート。3回にDeNA度会に左前適時打を浴び、2点を返されるも続く主軸をきっちり断った。

6月17日楽天戦以来の白星。「野球ができることに感謝して、好きな野球を楽しんでやるというのが自分の役割と思った。普段通りにいけた」。チームは連敗を2で止め、首位を堅守。故郷へ、精いっぱい腕を振る姿を届けていく。【村松万里子】

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