楽天は早大出身でドラフト2位の伊藤樹投手(23)がプロ初先発初勝利をつかんだ。球団ルーキーの初先発での勝利は21年早川隆久以来となった。

伊藤樹は初回、オリックス1番宗、2番来田に連続三塁打を打たれて、いきなり先制点を献上する。4回まで毎回走者を置いたが、粘って無失点。5回は西川を右飛、太田を二直、紅林を空振り三振に抑え、この日初の3者凡退で締め、5回85球、4安打1失点と力投した。

お立ち台に上がった右腕は「初回、本当どうなるかなと思ったんですけど、宗山さんのおかげで何とか勝てた」と笑顔で話した。「やっぱり初先発は一度しかない。そこで勝ちたいなっていうのはずっと思っていて。結構勝ち運があるタイプなので。今日も運が良かったな」とかみしめた。

1点を追う6回に味方打線が奮起し、一挙4得点でルーキーを援護した。明大出身で東京6大学リーグの1学年先輩にあたる宗山塁内野手(23)が、1死一、二塁から右中間へ2点適時二塁打を放って逆転した。「6大学の後輩が初先発で頑張っているので、なんとかしようと」。この回はさらに2点追加。9回はYG安田捕手(26)がダメ押しの5号ソロで勝利を決定づけ、連敗を4で止めた。

▽吉井監督(伊藤樹がプロ初先発初勝利)「2軍で投げている印象よりも力強かったし、配球の割合も、もう少し変化球投手かなと思ったんですけど、真っすぐも強かったし、いいピッチャーだなと思った」

◆伊藤樹(いとう・たつき)2003年(平15)8月24日、秋田県生まれ。小学6年時に楽天ジュニア選出。仙台育英では1年夏、3年春に甲子園8強。早大では東京6大学リーグで通算63試合登板、22勝5敗、266奪三振、防御率2・19。4年春にノーヒットノーラン達成。25年ドラフト2位で楽天入り。26年6月5日阪神戦でプロ初登板。177センチ、85キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1100万円。目標は沢村賞。