ヤクルトが首位阪神に快勝した。連敗は「2」でストップ。25年間ツバメ軍団一筋でプレーした、石川雅規投手(46)が今季限りの引退を表明した日を白星で飾った。先発は山野太一投手(27)。初回から3者連続で空振り三振を奪った。3回に2点を失うも相手にリードは許さず、7回で自己最多タイの123球を投げて2安打1四球9奪三振2失点でプロ初の10勝目。球団左腕の2ケタ勝利は15年石川雅規以来となった。
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山野の右手には、石川への尊敬の念が込められている。3年ほど使用している水色のグラブ。選んだ理由は「好きな色でもあります」とした上で、熱い思いを明かした。
「石川さんがずっと青を使っていて、それを見てカッコいいなと思ってマネしています」
ずっとあこがれだった。プロ入りし「石川さんのようになりたい」と決意表明。ルーキーイヤーの21年春の沖縄・浦添キャンプでは、チェンジアップのリリースの感覚について教えてもらったこともあった。
落ち込むときも支えられた。24年7月26日広島戦で2回途中9失点KO。「石川さんがすぐに、『みんなそういう経験をして成長していくよ』ということを連絡してくれた。もうそれが今も心に残っています」と感慨深く振り返った。
この日は石川のかつての登場曲、安室奈美恵の「Just You and I」に乗ってマウンドへ。「恩返しの気持ちで上がりました」。スタメン野手も1打席目に全員、安室奈美恵の楽曲を使うきっかけとなった。「(水色グラブについて)言ったことあるんですけど『マネすんなよ~』と言われました」とほほえましい“師弟関係”を継続中。偉大な先輩の思い、教えを胸に、チームを引っ張っていく。【塚本光】



