<ヤクルト1-2オリックス>◇12日◇神宮

 オリックスが今季初めて敵地で延長勝ちし、交流戦で2年ぶりの白星スタートを決めた。10回2死二塁。坂口智隆外野手(25)が「ストライクがきたらどんどん行こうと思った」と、押本の高めに浮いた初球フォークを振り抜いた。「抜けてくれと言いながら走りました」。打球がセンターを越えると快足を飛ばし、立ったまま三塁に到達する決勝のタイムリー。「いい場面で回してもらって、感謝しています。交流戦が始まり、気持ちを切り替えていけた。1試合1試合勝ちにこだわっていきたい」。ヒーローインタビューで笑顔を振りまいた。

 [2010年5月12日22時28分]ソーシャルブックマーク