<オリックス6-5楽天>◇19日◇スカイマーク

 楽天の今季オリックスビジター戦は、1勝11敗に終わった。同点の9回、片山がオリックス下山にサヨナラ本塁打を打たれた。

 だが4番手で登板した左腕はここまで楽天ブルペンの屋台骨を支えた功労者で、この1本だけを責めるのは酷。3回まで3点を奪い、握りかけた主導権を手放したのは先発永井だった。2回までに5奪三振と盤石の立ち上がりだったが、3、4回で4失点。6回1死二、三塁のピンチで後続に託すのは、昨季13勝右腕の仕事ではなかった。

 マーティー・ブラウン監督(47)は「永井は最高のスタートだったのに…。先頭打者を出したあの回(3回)から、流れが向こうに行ってしまった」。60敗で借金12。Aクラス入りへ土俵際に追い詰められた。

 [2010年8月19日22時23分]ソーシャルブックマーク