巨人脇谷亮太内野手(31)が15日、都内の球団事務所で交渉し、育成から支配下選手に復帰した。年俸は据え置きで推定2600万円。昨秋に右ヒジの手術を受けたため育成選手となり、リハビリを経ての返り咲き。「1年間リハビリをすると決めたんですが、キャンプのころは心が折れそうでした。周りの人の支えがあって、何とか支配下に戻れました。来年のシーズンで恩返しができるよう、準備をして活躍できるようにしたい」。

 今季の1軍については「昼間グラウンドでリハビリして、夕ご飯食べてテレビを見るのが日課でした。チームが勝ったことはうれしかったんですが、半面、そこに自分がいないのは、すごい辛いし寂しい思いをたくさんしたので、こういう思いをもうしないようにしたい」と話した。

 背番号は「023」から昨年までの愛着ある「23」に。「ゼロが付いているときは苦しい時。苦しい時を一緒にいたゼロなので、取れるのは寂しい気もする。でもゼロが取れないことには1軍で試合に出られない。023のユニホームは僕の家に飾っておこうかと思います。忘れないように」と言った。(金額は推定)