<西武11-2楽天>◇14日◇西武ドーム

 日本球界史上最長身216センチのルーク・ファンミル投手(29)が衝撃のデビューを飾った。

 8回裏にブルペンから長いストライドでゆっくりとマウンドに上がると球場からどよめきが起きた。「かなり緊張して、自分でも大丈夫か?

 と思った」と表情はこわばったが、先頭の渡辺直を149キロの直球で一ゴロに打ち取るとのった。3番浅村を右飛、4番中村をこの日最速の152キロ直球で遊ゴロに仕留め3者凡退。笑顔でゆったりとベンチに戻った。

 完璧な内容の初登板に「真っすぐがゾーンにいって、追い込んだら変化球で打ち取るということがシンプルに出来た。NPBで一番身長が高い選手で居続けることが目標だよ」と来季以降の契約を勝ち取れるように、力を込めた。