日本ハム森本稀哲外野手(27)が、強力な「師弟コンビ」を復活させて再出発することになった。元日本ハムの新庄剛志氏(36)が設立し、代表取締役社長を務めるレハサフ社とマネジメント契約を結ぶことが19日、分かった。近日中に正式契約を結ぶ。現役時代から崇拝する同氏のサポートを受け、活動の幅を広げていくつもりだ。

 ひちょりが、1人ではなく、後ろ盾がつくことになった。ちょうどプロ10年目で初めてのマネジメント契約の相手は「新庄社長」だった。すでに森本自身と同社の間で大筋で合意。森本は18日のソフトバンク戦での始球式後に「(新庄氏が)野球にかかわってくれて、うれしい」と話していたが、今後は自分自身にまでかかわってもらうことになった。

 オフの活動の後押しが中心だが、オリジナルグッズの考案、またテレビ、イベント出演など本業以外の面でも多岐にわたってサポートを受けることになりそうだ。同社関係者は「もちろん(新庄氏)本人もいろいろとアイデアを出すでしょう」と話した。同氏は現役時代に、試合前パフォーマンスなど、さまざまなサプライズを仕掛けてきただけに、的確で破天荒なスター論など、助言をもらえそうだ。

 同氏は前日、「沖縄で(プロ)球団かなんかできたらいいかな」と将来的なプロ球界参入プランも、ほのめかした。まずはその“球界復帰”の第1弾が、北京五輪代表候補にも選ばれ、チームの顔の1人へと成長した、ひちょりのプロデュース。お騒がせコンビのコラボレートで「劇団ひちょり」が、スター街道をばく進していきそうだ。