<阪神5-3日本ハム>◇22日◇甲子園

 ダルビッシュはこの日、ベンチ入りせず、2年ぶりのリリーフ登板は実現しなかった。交流戦優勝のかかった一戦で、ブルペン待機の可能性もあったが、首脳陣の判断でベンチ入りせず、試合終了を待たずに先発投手の特権で球場を後にした。「リリーフ?

 それはまた次でいいです」と話し、この日に救援登板した楽天田中に対しては「元気っすね」とにやけた。

 中継ぎ登板の可能性を示唆したこともあった梨田監督は「交流戦だけじゃないし、今までやったことないようなことをする必要はない」と回避の理由を説明。27日オリックス戦(京セラドーム大阪)からのリーグ再開を最重視し、エースに対し先発予定の“開幕戦”に向け専念させた。

 ダルビッシュも「間隔があくので疲れをしっかり取りたい。なるべく貯金をつくりたいし、西武も落ちてきているので首位にいければいいですね」と、リーグの再開に気持ちを切り替えていた。