今年のオレ竜は24時間キャンプ漬け!?

 2月1日にキャンプインを迎える中日の宿舎にトレーニングジムが新設。温泉施設もリニューアルされるなど、選手がこれまで以上に万全の環境でキャンプに臨めることになった。1日8時間以上の長い練習時間で知られる中日だが、今年は宿舎に戻った後もトレーニングやリフレッシュなどに時間を費やし、24時間体勢でシーズンに備えらえる。

 中日の1軍が宿舎として利用しているルネッサンスリゾートオキナワ(恩納村)がリニューアルされ、キャンプを終えたナインが宿舎でも本格的なウエートトレーニングができるようになった。

 昨年末に同ホテルが開業20周年に合わせて館内を改装。宿泊客が利用できるトレーニングジムを新設した。広さは130平方メートルで営業時間は6時~23時。施設にはランニングマシン、自転車型トレーニング器具、振動マシン、ダンベル、ベンチプレス、バランスボールなど一通りのアイテムがそろっており、今年からは球場での練習後や休日も宿舎で体を動かすことが可能だ。

 中日はこれまでも宿舎の一室にダンベルなどを持ち込み、トレーニングルームとして選手に開放してきたが、部屋の大きさの問題もあり、本格的な機材は導入していなかった。

 勝崎コンディショニングコーチは「多くの選手は球場でウエートをするが、早く帰った選手がホテルでもトレーニングできるようになった。我々にもメリットはある」と歓迎。ルーキー岩田も「あるのとないのとでは全然違う。本当に施設的には最高です」と、充実した環境に喜んでいる。

 また同ホテルでは、館内にある山田温泉にサウナも新たに導入した。温泉は長期滞在客が利用可能で、営業時間も6時~10時、13時~24時と、練習の前後に利用が可能。広報担当者も「すでに利用されている選手も多く、好評だと聞いています」と明かす。

 練習後も宿舎でウエートをし、天然温泉で疲労や筋肉痛を解消して翌日の練習に備える-。最高の環境は整った。あとはやるだけ。オレ竜ナインの野球漬けの毎日が、いよいよ2月1日からスタートする。【福岡吉央】

 [2009年1月31日11時51分

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