中日落合博満監督(55)が30日、沖縄入りし、今キャンプに「無構想」で臨む考えを示した。インフルエンザ対策のためマスク姿で那覇空港の到着ゲートに登場。「構想はない。メンバーが代わるんだから描きようがない。(開幕前日の)4月2日になりゃわかるよ。出たとこ勝負。いい言葉だろ」と話した。

 川上、ウッズ、中村紀の主力3人が抜けた今季は、チームをつくり直すことが大きなテーマ。昨年はキャンプ初日にレギュラー8人固定を明言したが、一転して競争主義で臨む。キャンプ、オープン戦で各選手の動き、成長ぶりをチェックしながら、じっくりとシーズンでの戦い方を考える。先入観にとらわれないためのまさに「出たとこ勝負」だ。

 落合監督は就任1年目の04年、各選手の実力10%アップを掲げ、大きな補強をせずにリーグ優勝して世間を驚かせた。今季は戦力面で当時よりも厳しい条件となるのは承知している。「1番難しいシーズン?

 でも1番面白いシーズンだろ」。31日に1軍北谷組、2軍読谷組を振り分け、就任6年目のシーズンに突入する。【村野

 森】

 [2009年1月31日11時51分

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