阪神がライバル巨人の本拠地東京ドームで主催試合開催を検討していることが1月31日、明らかになった。沖縄のキャンプ地に入った南信男球団社長(55)が「フランチャイズの巨人、ヤクルトの許可は必要だが、東京ドームでの試合もおもしろいんじゃないか。横浜戦とか交流戦で使えばいい」と明かした。

 阪神は他地域での主催試合がここ数年で激減している。1月26日には、沖縄の仲井真弘多(ひろかず)県知事(69)が地元で阪神巨人戦の公式戦開催を熱望。これに対して同社長は「甲子園の試合は減らせないが、2試合ぐらいならできる」と興味を示した。また真弓監督の地元、福岡ヤフードームも誘致に熱心だという。「札幌ドームも含めて考えていきたい」と同球団社長は展望を語り、福岡、東京、札幌という「3大ドームツアー」の可能性にも言及した。

 [2009年2月1日6時58分

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