<ソフトバンク6-3広島>◇22日◇福岡ヤフードーム
生まれ変わったソフトバンク多村仁志外野手(32)があいさつ代わりのマルチ安打で復帰戦を自ら祝った。オープン戦の帰塁で右肩を負傷。2軍調整を経て7番右翼でようやく今季「開幕」を迎えた。復帰戦に合わせて登録名を「多村仁」から「多村仁志」へと変更。「気分転換。知人と2人で選びました」とあっさりしていたが、復活にかける思いが込められていた。
「狙いすぎた」最初の2打席は連続空振り三振。6回は直球を強引に引っ張って、三遊間を破った。きれいな当たりではなかったが「ファームでの頑張りが報われた気がする」と胸を張った。8回にはきっちり中前打。いずれも後続攻撃は途切れたが、やはり存在感を光らせた。
昨年は守備で左翼手と交錯し、右足腓骨(ひこつ)を骨折。39試合出場に終わった。故障者特例で取得したFA権も行使せずに残留したのは「自分がいれば最下位もなかったと思う」という責任感から。肉体改造し、順調に調整しながらオープン戦で離脱。胸に期するものがあった。
3年目の今季も単身のホテル生活。横浜市に住む家族と会う時間は少ないが「(1軍の)遠征だと会えますから」と張り合いもある。遅れを取り戻すパフォーマンスはここから始まる。
[2009年5月23日11時5分
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