西武ドラフト1位の花巻東・菊池雄星投手(18)が、ラジオの密着マークを受ける。「ライオンズナイター」などを中継する文化放送が、“菊池専属アナウンサー”を検討していることが12日、分かった。個人専属でアナウンサーをつけるのは異例のことで、同社では松坂大輔投手(現レッドソックス)が新人だった99年以来のこと。早ければ、年明けの新人合同自主トレから密着取材し、番組内で最新の菊池リポートを届ける。

 球団関係者は「松坂の時は1年以上ベッタリ張りついてましたね」とその密着ぶりを振り返る。当時は松坂と年齢の近かった砂山大輔アナ(34)が担当し、怪物ぶりをお茶の間に届けていた。文化放送の関係者は「現在、人選を進めている段階です」と話しており、今度は女子アナが担当するという情報もある。

 9日に都内ホテルで行われた入団会見には報道陣232人が集結。98年に268人を集めた“松坂クラス”の注目度を証明した。テレビ各局が菊池の特番を予定している。雄星フィーバーは、ますますヒートアップしている。【柴田猛夫】

 [2009年12月13日9時11分

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