転落死したオリックス小瀬浩之外野手(享年24)と同じ近大出身のソフトバンク3投手が6日、悲しみを胸に練習に臨んだ。1学年後輩でプロ入り時に「小瀬さんと対戦したい」と名前を挙げていた巽真悟投手(23)は「昨日はよく寝つけなかった」と明かした。それでもこの日はブルペンで約60球、力強いボールを投げ込んだ。1月に近大で行った自主トレでは互いに「開幕1軍」を誓っていたという。「僕だけでも開幕1軍に」と言葉に力を込めた。

 1学年先輩の大隣憲司投手(25)は「小瀬の分までという気持ちはある」と意気込みを新たにした。前日5日は日本ハム糸井ら近大出身者と連絡を取り合ったという。「(遠征で)大阪に行ったら手を合わせたい」。この日は遠投で調整した。2学年先輩の甲藤もフリー打撃に登板して熱投を見せた。

 [2010年2月7日11時52分

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