ソフトバンク松中信彦外野手(36)が2日、1軍に合流した。ナイターで西武とのオープン戦が行われたこの日、午前中に福岡ヤフードーム入り。アップを済ませると、正午からフリー打撃を行った。立花打撃コーチを相手に約30分。昨年9月27日以来となる本拠地の打席をかみしめるようにバットを振った。

 右ひざリハビリで別メニュー調整だった2月のキャンプ中にもフリー打撃までは行っていた。久しぶりの本拠地でも、鋭い打球を次々と右翼席に突き刺した。「打撃に関しては問題ない?

 そうですね」。順調な回復をうかがわせた。

 試合前の全体練習中には、二塁後方でノックを受けた。「まだ正面(の打球)だけだから」。そう話しながらも、ゴロをさばく際のひざの曲げ伸ばしに問題がないことを確認。練習中に松中と面談した秋山監督は「打つは普通にやれてたみたいだね。この1週間でどこまで状態を上げられるか」と話した。

 昨年10月の手術以来、一貫して開幕戦出場に照準を合わせてきた。実戦復帰の条件は、ベースランニングなどの走塁ができるかどうか。開幕戦出場に向けて、早ければ6日の巨人戦(福岡ヤフードーム)にも実戦の打席に立つ。

 [2010年3月3日12時14分

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