一流打って足もと固める!

 阪神新井貴浩内野手(33)が6日の西武戦(高松、日刊スポーツ新聞社主催)で本格的にオープン戦出場を進める。西武は涌井、帆足らエース級が登板するだけに「良いですね。(初球から)積極的に行こうと思います」と対戦を待ちわびた。

 オープン戦開幕試合となった2月27日オリックス戦(安芸)では、先発平野から2打数2安打1打点。強烈な弾丸ライナーで状態の良さを見せつけたが、今回はさらにレベルの高い投手を相手にシーズン前の準備を進める。

 この日は甲子園の新室内練習場でフリー打撃などに汗を流した。チームの札幌遠征には帯同せず、残留組の一員として打ち込みを継続。予定通りのメニューを順調に消化し、満を持して4試合ぶりの本隊合流を果たす。

 西武は復帰戦としては申し分のない相手だ。昨季の対戦成績は4試合で13打数4安打の打率3割8厘、2本塁打。涌井に対しても7打数3安打の打率4割2分9厘、1本塁打と好相性を誇る。前日4日にはオープン戦からの“超積極打法”を宣言。「攻撃的に確かめていきたい」と話す新井が、得意の獅子狩りから戦闘モードに突入する。【佐井陽介】

 [2010年3月6日12時20分

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