大阪のファンへ、名刺代わりのツーベースや!
阪神城島健司捕手(33)が9日、地元関西でのオープン戦初戦となる日本ハム戦(京セラドーム)に「4番捕手」で先発。初回の1打席目に初球をはじき返す二塁打を放った。またも節目の初スイングで初球を仕留め「阪神ファンの応援でバットが出ていった」と城島節も全開。6回には左犠飛を放ち、2打数1安打1打点。ああ、開幕戦が待ち遠しい…。
その集中力、普通じゃない。城島が、またまた初スイングで強烈なインパクトを残した。初回2死一塁の初打席、ケッペルの初球、141キロの動く直球を豪快にたたく。ワンバウンドで左翼フェンスに当たる痛烈な二塁打。地元関西での初試合、初打席の初球をひと振りで仕留めた。タテジマジョーのお披露目試合で結果を出した。
城島
阪神ファンの応援でバットが出ていった。
城島節で振り返ったが、ファーストスイングで打ったのは1度や2度じゃない。2月21日の初紅白戦は初スイング弾、3月3日日本ハムとの初オープン戦は初スイング安打、そしてこの日の地元初試合は初スイング二塁打。3・26開幕の初スイングも注目したくなるような思い切りのよさだ。
積極的に振るだけじゃない。3点を追う6回無死一、三塁の3打席目。2ストライクから際どいコースを2球見送って、甘い変化球を打った。左犠飛で1打点を挙げ「追い込まれたからゾーンを広げて、ポイントも近くにしている。あの(ボール球)2球を見逃せたのがよかった」。軸のブレない回転と圧倒的なスイングスピードが、ボールをひきつけ、見極める間を生む。春季キャンプ中は軸足をゴムチューブで固定して、打撃を行う独特の練習を重ねた。右真横へのファウル打ちもその一環。これでオープン戦は3試合連続安打、2試合連続打点。日米15年で通算打率2割9分はだてじゃない。
守備も絶妙だった。6回無死二塁での高口の送りバント処理。飛び出して一塁送球した後、投手小嶋が本塁カバーを忘れていることに気付いた。城島は「おれの仕事じゃないから」と言いつつ、必死で本塁に戻った。直後の1死三塁では中田の遊ゴロで三塁走者糸井が本塁に突入してきた。鳥谷の送球を受け走者にタッチすると、すぐ反転して一塁に投げ併殺を狙った。一塁手ブラゼルが反応できずセーフとなったが「ああいうのを投げていれば、ブラゼルも反応していく。(打者が)中田なら一塁も(アウトにする)チャンスがある。ゲームで反応できればいい」と涼しい顔だった。
地元デビュー戦で司令塔として存在感を示した。「野球をやるのは北海道でも九州でも大阪でも同じ」と話したが、虎ファンにとって心強い限り。10日は初のセ・リーグ球団、しかも宿敵巨人と皇子山で対戦する。ジョーはさらにペースを上げていく。
[2010年3月10日11時9分
紙面から]ソーシャルブックマーク




