<西武7-3楽天>◇15日◇西武ドーム

 楽天は拙攻、拙守で西武に3連敗し、借金が今季ワーストの6までかさんだ。野村克也名誉監督(74)が球場に到着した直後の1回裏。先発ラズナーが苦手のフィールディングを突かれ、連続バント安打で先制を許した。4回には自らの野選で無死満塁とした直後に適時打を浴びるなど6失点KO。打線も四球を連発した西武先発の西口に対しあと1本が出ず、6回まで1点しか奪えなかった。

 ブラウン監督は「野村さんが見に来られることについては、何とも思わない」とし、自軍の現状を「3試合18失点。守備を含め、投手陣が頑張らないと勝てる勝負も勝てない」と総括した。前任が腐心した楽天の懸案を再確認し、自身に言い聞かせるように結んだ。

 [2010年4月16日9時54分

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