巨人松本哲也外野手(25)が25日の広島6回戦(東京ドーム)の4回、1死一塁から遊ゴロ併殺打に倒れた際に左足を痛めて途中交代した。都内の病院でMRI検査(磁気共鳴画像装置)を受け、左太もも裏の筋膜炎と診断された。病院から球場に戻ってきた松本は「一塁ベースの手前で痛みが出た。今は(痛みは)落ち着いています。歩くのは問題ないです」と軽症を強調したものの、今後の出場については「明日になってみないと分からない」と話し、湿布を張って帰宅した。

 守備や走塁でもチームに大きく貢献している松本にとって、足は「生命線」と言えるだけに抹消される可能性が高い。緒方外野守備走塁コーチは「抹消するんじゃないかな。無理させてもね」と、治療を優先させる方針を示唆した。リーグトップの打率4割2分3厘をマークしている不動の2番打者が離脱すれば大きな痛手となるだけに、原監督は「心配ですね」と表情を曇らせた。松本が抹消された場合は、高卒2年目の橋本到外野手(19)が初めて1軍に昇格する見込みだ。

 [2010年4月26日9時25分

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