<広島3-0ロッテ>◇27日◇マツダスタジアム
広島の若きエース前田健太投手(22)が、ロッテのマリンガン打線を封じ込んだ。8回をわずか4安打無失点。ピンチを迎えても冷静に切り抜けてリーグトップの8勝目をマークした。
暴投で招いた5回2死三塁のピンチなどを冷静にしのいだ。「ロッテはイヤな打者がたくさんいる。粘り強く投げられて、無失点で切り抜けられたことがよかった」と笑顔で振り返った。球数が多くなり、8回138球でマウンドを横山に譲ったが、まさにエースのピッチング。野村監督も「今日は前田健に尽きる。投げるたびに信頼できる投手になる。本当に頼もしい存在」と絶賛した。
交流戦3試合で3勝。防御率は0・35と他を寄せ付けない。日本ハムのダルビッシュ、この日の成瀬とエースと対戦して競り勝った。8勝、防御率1・45、奪三振74個でリーグ3冠をキープ。加えて5月は4勝1敗、防御率1・35と抜群の安定感を誇り、4月に4勝を挙げながら取れなかった月間MVPを今度こそゲットするつもりだ。
この日、故障で出遅れていた昨季10勝の大竹と、故障で戦列を離れていた守護神永川勝が1軍練習に復帰した。反撃へ役者がそろった。お立ち台で「18勝目指します」と宣言した前田健は「これから巻き返したい。僕はこの調子を維持して中心となって回っていきたい」。その背中には、エースの貫禄(かんろく)が漂っていた。【高垣誠】
[2010年5月28日8時19分
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