<中日5-4横浜>◇21日◇ナゴヤドーム

 無失点記録は止まっても勢いは止まらない。中日が6連勝で前半戦を締めくくった。先発吉見一起投手(25)が4回、ハーパーに2ランを浴びて連続無失点はリーグタイ記録の50イニングで止まった。プロ野球記録にあと2イニングに迫っての被弾だったが、この後、打線が奮起して逆転勝ち。貯金7は今季最多で、首位とは3ゲーム差の好位置につけた。

 「予想通り!

 点数とられるのは吉見だよ。あいつから始まっているんだもん」。試合後、落合監督は記録ストップを笑い飛ばした。連続イニング無失点記録が始まった16日広島戦の前日、ヤクルト戦で5失点したのが吉見だった。ここにきて調子を崩している大黒柱の失点を指揮官は予想していたようだ。吉見は6回に2失点で逆転を許した後、マウンドを降りた。

 ただ、今のチームには記録を超越する勢いがある。7回、今季初スタメンの堂上剛の適時打で同点とすると8回には新人大島が勝ち越し打を放って、6連勝を決めた。「今、一番、求められるのは必死さじゃないのか。ここ(1軍)にしがみついていたいっていう。まあ、今の状態を続けていけば、いいものは出てくるんじゃないか」。若い力の台頭に指揮官も手ごたえを感じていた。逆転優勝へ向け、巨人、阪神をピタリと追走する。【鈴木忠平】

 [2010年7月22日13時5分

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