<楽天9-3ロッテ>◇5日◇Kスタ宮城

 楽天井野卓捕手(26)が、永井を今季初の完投勝利、チームを8月4連勝に導いた。

 9回2死一塁で代打里崎。カウント0-3から3球続けて外角低めの直球勝負。最後の115球目、142キロで空振り三振に仕留めた。井野は「永井はいつもいいボールを投げてくれる。最後までバテてる感じもなかった」と振り返る。投手主導でテンポよく投げさせるのが持ち味。正捕手の嶋とは微妙に違うリズムと配球で、ロッテ打線を翻弄(ほんろう)した。金泰均は4打数無安打で、5回は、完ぺきに読み違えた見逃し三振だった。

 打っても永井を援護した。2回。同点に追い付き、なお1死一、二塁。カウント0-2から甘いカットボールをコンパクトにたたきつけた。中前に抜ける、プロ5年目で初の適時打だった。打点は08年8月19日オリックス戦以来、約2年ぶり。この回4点を演出した。3回には1死満塁から甘いスライダーを、左前適時打。2打席連続適時打に続き、5回にも右前打で初の猛打賞となった。 「緊張しました」という初体験のお立ち台は「鉄平さんに、あれじゃダメだな。もっと面白いこと言わないと」とダメ出しされたという。インタビュー以外は文句なくヒーローだった。【金子航】

 [2010年8月6日9時31分

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