右ひじを手術した2年連続本塁打王の西武中村剛也内野手(26)が、17日のイースタン・リーグ湘南戦(西武第2)で実戦復帰する。6月24日に手術を行い、ひじの遊離軟骨を除去。8月4日からフリー打撃を再開した。ひじの状態について「痛みはまだ少しある」と話すものの、手術前の激痛から解放された表情は明るい。復帰まで2カ月かかる見込みだっただけに、調整は順調に進んでいる。

 練習ではフルスイングを控えているが、力強い柵越えを連発している。田辺2軍打撃コーチは「最初はDHで出て、状態を見て守らせることになると思う。力を抜いて振っていても、インパクトでガッと力の入れ方を知っているから打球が飛ぶ」と言うように、久々でも心配していない。スローイングはまだ万全ではないが、約2カ月遠ざかった打撃の実戦勘さえ取り戻せば、DHで早期1軍復帰の可能性もありそうだ。

 [2010年8月10日9時11分

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