<ロッテ7-6オリックス>◇21日◇千葉マリン

 ロッテ大松尚逸外野手(28)が復活のサヨナラ弾で激闘にケリをつけた。6-6の延長11回、オリックス菊地原の内角直球を振り抜くと、打球はロッテファンの待つ右翼スタンドへ。大興奮の中、ホームを踏むとナインの手荒い祝福を受け、金泰均と抱き合って喜んだ。「もう本当に覚えてないくらいですね」と興奮冷めやらぬ様子だった。

 8月に入り不振が続き、11日に5番から7番に降格した。それでも努力を続けた。6試合連続で無安打に終わった18日の日本ハム戦(東京ドーム)の試合後、球場の室内練習場で金森打撃コーチと居残り練習。選手の中で球場を後にしたのは大松が最後だった。「やるしかないでしょう」との言葉には重みがあった。すると翌19日の日本ハム戦から2試合連続安打。特打の効果が出始めた。

 そして迎えたこの日、3安打の猛打賞で長いトンネルを抜けきった。「壁にぶつかったけど、練習を積み重ねて乗り越えられた」と。プロ初のサヨナラ弾でチームは3連勝。首位西武とのゲーム差も3に縮まった。和製大砲の完全復活が、ロッテを上昇気流に乗せた。【斎藤庸裕】

 [2010年8月22日7時46分

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