<阪神10-3横浜>◇1日◇甲子園
阪神が3試合連続の2ケタた得点で首位をキープした。1回、クレイグ・ブラゼル内野手(30)が、球団の外国人として86年のバース以来24年ぶりとなる40号本塁打を放つなど、4点を先取。3試合連続の20安打以上はならなかったが、4試合連続の2ケタ16安打で着実に加点して10点。苦闘が続く2位巨人とは対照的に、9月に入っても阪神の猛打は止まらない。
明らかに興奮していた。ブラゼルは一塁ベースを回ると奥歯をかみしめ、鬼の形相で右手を突き上げた。
ブラゼル
40本という数字は自分にとっても大きい。しかも本拠地で打てたから感情が出てしまったね。
2点先制直後の初回1死一塁。藤江の外角高めフォークに腕を伸ばした。浜風をものともせず、3戦連発の40号2ランを右中間最深部に運んだ。これまでは米マイナー時代のシーズン39本塁打が最多だった。「それを超えて勝利に貢献できたんだから」。2安打3打点で大勝に貢献し、偉大な先輩にまた1歩近づいた。
ブラゼル
阪神の外国人選手といえばバースと聞いていた。彼は本当に偉大な選手。比較してもらえて光栄に思うよ。
阪神の助っ人では86年バース(47本)以来、24年ぶりの40号到達だ。日本一に輝いた85年に球団記録の54発を放った最強助っ人と比べられ素直に喜ぶ。そんな先輩のプレーを初めて目にしたのは08年だった。西武に入団し、日本で活躍した外国人選手のDVDをチェックし、バースの弾道に一瞬で目を奪われた。「前から聞いていたけど本当にすごい選手。機会があれば、ぜひお会いしたい」。昨季途中から阪神に加入し、その背中を夢中で追いかけている。
真弓監督は「(バースと)ちょっと似ているところがある。逆方向に打てるところとかね。この先が楽しみ」と、現役時代のチームメートに負けない大砲の活躍にご機嫌だった。連日のお立ち台でブラゼルは「ハンシンファン、サイコウヤネン、スキヤネン!」と、勉強中の日本語を披露して笑わせた。50発ペースで本塁打を量産する怪力助っ人に導かれ、阪神は9月も打ちまくるに違いない。【佐井陽介】
[2010年9月2日8時43分
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