<横浜0-4巨人>◇5日◇横浜
プロ入り初めて1番に座った巨人長野久義外野手(25)が、負けられないチームを勝利に導いた。1回、横浜田中の直球を完ぺきにとらえ、バックスクリーンにたたき込む先頭打者アーチ。「1番なので何とか塁に出ることを心掛けた」。打撃不振の坂本に代わり、切り込み役を任された。5回には内野安打、7回には四球を選び出塁。いずれも先頭で迎えたイニングで、1番としての役割をしっかり果たし、期待に応えた。
積極的に振っていく思い切りの良さが持ち味。慣れない打順に、初球から打っていいのか分からず悩んだが「(坂本)勇人から『思い切っていいんじゃないですか』と言われ楽になった。何番でもやることは一緒だと思う」と、迷いを吹っ切り、普段通りのスイングをすることに集中した。
この日の5打席でシーズン規定打席にも到達。打率2割9分5厘、本塁打19本と新人王の最有力候補だが、今は個人成績よりもチームの勝利しか見ていない。「CSを東京ドームで出来るように頑張るだけです」と力を込めた。
原監督は「1番という打順に一番慣れているのでは」とその適性を評価。2位死守に向け、今後もこのオーダーで戦う可能性は高い。打順入れ替えが功を奏したことで「今日のような戦いができれば、どんな敵とも戦える」と自信をのぞかせた。手応えをつかんだルーキーの1番起用。CS突破、その先の連続日本一へ、新たな武器が加わった。【佐竹実】
[2010年10月6日8時48分
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