横浜森本稀哲外野手(30)が春季キャンプでパフォーマンスを封印する。「キャンプ中は考えてないです。今は早くユニホームを着て(ファンに)お披露目したい」。けん引役としての自覚の表れだった。巻き返しを期すチームに必要なものとして闘争心を挙げ、「自分が先頭に立って戦う姿勢を見せていきたい」と宣言。日本一も経験した日本ハム時代、常に大切にしてきた「勝つ意識」を浸透させることを、劇団ひちょりのデビューよりも優先する。

 30日は沖縄・名護で古巣日本ハムの先輩稲葉らと自主トレを行った。今日31日は30歳の誕生日。13年目を新天地で迎える男は「最低でも最下位脱出。体が壊れるまで頑張ります」と全力疾走を誓った。【佐竹実】

 [2011年1月31日8時30分

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