ソフトバンク杉内俊哉投手(30)が3日、異例の公開投球を行った。サブグラウンドでキャッチボールや投内連係練習を終えた後、いきなりマウンドに立った杉内は神内を相手に投球を始めた。カーブやスライダーを交えて約20分、ほぼ「本気モード」の投球だった。

 前日の初ブルペンでは58球を投げ込み2日連続の投球となった。「公開ブルペンですねえ。最初は平らな場所で投げようと思ってたんですけど、思い切り投げようと思って」。思わずマウンドに上がってしまったのが本気の表れ。前日は直球だけだったが、この日は球の軌道を意識しながら変化球も試した。「スライダーも曲がるようになっていい感じです」と納得の表情だ。

 前日のブルペンで左手中指に血マメを作ったが「大丈夫です」と不安を一掃。開幕投手を争う和田に後れを取るわけにはいかない。

 [2011年2月4日11時25分

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