練習休日の18日、日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)はこれまでと同じように静養に努めた。前日17日までの第4クールでは「順調にきているかな、と。中盤で1回抜いてという感じです。疲れも多少あるけど、自分で抜こうと考えている」と練習量をセーブし、たまった疲労を抜くことを優先してきた。今日19日はブルペン入りを予定。早大先輩トリオとの対戦に備え、再びペースを上げていく。

 20日ヤクルト戦後は、26日オープン戦のロッテ戦(名護)に登板することが濃厚だ。13日韓国サムスン戦、20日ヤクルト戦と来て、中6日なら27日楽天戦(同)登板が順当なところ。他の投手との兼ね合いや、自らの調整ペースなど要因はさまざまだが、その中の1つに交通渋滞からの回避があった。

 27日は名護に滞在する最終日で、しかも日曜日。13日には佑ちゃん見たさに5200人の観衆が集まり、27日も大混雑が予想される。しかし、この日はチームの帰京日で、チームバスが球場から引き揚げるファンの車列に巻き込まれれば、飛行機に乗り遅れる可能性も出てくる。吉井投手コーチは「27日は投げへんで。わしらが帰る日に渋滞になったら困るやろ」と苦笑いした。

 [2011年2月19日7時48分

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