日本ハムのドラフト1位ルーキー斎藤佑樹投手(22=早大)が19日、ダウンした。ブルペンに入ったがキャッチボール程度の力で19球しか投げられず、紅白戦の途中で腹痛を訴えて名護市内の病院で診察を受けた。点滴も受け、過労とストレスによる腹痛と診断された。今日20日に予定されていた練習試合、ヤクルト戦(名護)の登板は回避する。

 斎藤と対戦予定だったヤクルトも、突然の登板回避に驚いた。青木宣親外野手(29)は居残り特打で163スイング中12本塁打を含む103安打を放つなど、準備を進めていた。「注目されて、応えようとしていたんでしょう。焦ることはないので、しっかり治してほしい。そのうち対戦するはずだし、とっておけばいい」と思いやった。1~3番まで青木、田中、武内の早大OBを並べるプランだった小川監督は、オーダー変更を即決。「彼も普通の人だったということだね。(ドラフトで)クジを引いた選手だったし、(演出も)しようと思ったんだけど」と心配した。

 [2011年2月20日8時29分

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