日本ハムの田中賢介内野手(29)が、キャンプ最終日にアクシデントに見舞われた。25日、守備練習中に打球がイレギュラーして右手薬指を直撃。沖縄・名護市内の病院で検査を受けた結果、右手第4指末節骨掌側基部裂離骨折と診断された。全治は4週間。3月25日の開幕西武戦出場が、微妙な状況となった。

 福島チーフトレーナーが「復帰までに4週間と考えている。投げること以外はできるので、やれることはやっていく」と説明した。「開幕にはなんとか出たい」と話す田中も「まったく実戦をやっていないので…。こればっかりはどうしようもない」とうつむいた。チームには帯同し、28日に札幌市内の病院で再び検査を受ける予定。同チーフトレーナーは「それ(開幕)に間に合わせる」と最善を尽くすが、昨年リーグ2位の打率3割3分5厘をマークした不動の1番打者に、暗雲が立ちこめた。

 [2011年2月26日9時11分

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