楽天のドラフト1位武藤好貴投手(24=JR北海道)の初の対外試合登板が、24日の韓国・サムスン戦(赤間)に決まった。先発で最低でも4イニング以上登板予定。休日移動の15日、久米島から沖縄・金武町に移動した武藤は「外国のチームと対戦は初めてですね。頑張ります」と意気込みを見せた。

 現状で先発枠は田中、塩見、ヒメネス以外で3枠空いている。井坂、長谷部、上園らと開幕ローテーションの座を争うが、紅白戦では武藤以外の3人は失点し、ピリッとしない内容だった。2回1安打無失点だったルーキーが、再び好投すれば開幕ローテはぐっと近づく。星野監督も「おもしろい。先発でも使えるよ」と武藤を評価している。

 前日は佐藤投手コーチ、青山ら北海道出身のチーム関係者6人と食事をした。酒好きの武藤は久米島空港で「口がまだ泡盛の臭いがします」と苦笑い。12日の紅白戦では最速は141キロだった。「前回よりはスピードは出ると思います」と初の対外試合へ自信をみなぎらせた。【斎藤庸裕】