<日本ハム2-2西武>◇16日◇札幌ドーム

 西武守護神涌井秀章投手(26)が、絶体絶命のピンチを救った。同点の9回無死一、二塁で登板。送りバントを一塁浅村がファンブルし、無死満塁を迎えたが、鶴岡を空振り三振、二岡、田中を内野ゴロに抑えた。二岡にはオール直球勝負で、今季最速の151キロ。「開き直っていくしかないと。負けなくて良かった」。前日15日に神戸から空港に向かうバスが渋滞に巻き込まれ、この日の早朝便で札幌入りするドタバタの中、価値ある引き分けだった。