阪神中村勝広GM(63)は14日、獲得を目指している福留孝介外野手(35)の代理人から連絡があり、移籍先を国内球団に絞ったと伝えられたことを明かした。西宮市内の球団事務所で連絡を受けたとし、「結論ではなく、メジャーを断念したということでした。この後、国内球団に絞って、しばらく精査していくということ」と説明した。

 福留サイドの結論を、越年しても待つ考えを示した。ウインターミーティング終了から1週間で結論が出ると認識していたが、「最初はそう認識していましたけど、俺の考えと違うのかな。メジャーにかなりのこだわりがあったのかな」と話した。結論が来年に持ち越す可能性について「それも覚悟しないといけないのかなと思っている」と話した。今後、再交渉するかについては「何度も言っているように、前回がファイナルです」と否定した。

 阪神は、11月28日に交渉した時点では競合するDeNAより優位な立場に立っていたが、その後、DeNAが福留と複数回接触。メジャー移籍の可能性が消滅し、一騎打ちの状況が続きそうだ。