ソフトバンクは20日、五十嵐亮太投手(33)の出場選手登録を抹消した。五十嵐の志願によるもので、ベストパフォーマンスができない現状を申し入れ、首脳陣と協議した末に2軍調整が決定した。

 高山投手コーチは「本来の状態に上がってきておらず、こっち(1軍)にいるとそういう調整をするのは難しい。球種も武器となるものがなく、腕の軌道も納得いっていないようだ」と説明した。シーズンの早い段階にフォーム固めを優先させることになった。

 昨年までヤンキースだった五十嵐はソフトバンクと3年総額6億円(推定)の大型契約を結び、4年ぶりに日本球界に復帰。勝ちパターンの稼働を期待されたが、ここまで8試合で0勝1敗1ホールド。7日の日本ハム戦で逆転3ランを浴び、18日楽天戦も2失点した。安定感を出せず、防御率4・32と苦戦していた。代わって山中浩史投手(27)が登録された。