<西武5-9ソフトバンク>◇13日◇西武ドーム

 ソフトバンク寺原隼人投手(29)が3回途中、右膝違和感で緊急降板した。先頭打者の栗山に右前打、続く浅村にストレートの四球を与えた場面で続投不能となり交代。寺原は「痛みはそこまでないけれど、力が入りにくい状態。横浜時代の古傷」と再発を明かした。2回0/3を3安打4失点と今季最短降板。4四球と大荒れだった。「手投げでコントロールできなかった。中継ぎに申し訳ない。試合を作らないと…」と頭を下げた。

 今日14日に患部の状態を見て、精密検査を受けるかを決めるが、新井チーフトレーナーは「腫れが出なければいいのだが…」と慎重だった。寺原は5月29日巨人戦でも左脇腹肉離れで緊急降板し、1カ月離脱した。今回も長期化すれば、先発の駒不足に悩まされるチームには痛手だ。パディーヤも右腕の違和感を訴えて離脱と、1日で2投手がアクシデントに見舞われた。