3日、都内で「三井ゴールデン・グラブ賞」の授賞式が行われた。

 広島菊池涼介内野手(24)は生涯ゴールデン・グラブ賞獲得が究極の目標だ。2年連続2度目の受賞を、両リーグ最多得票で受けた。子供の頃から金色のグラブのトロフィーに衝撃を受け、特別な思いがある賞だった。「(ユニホームを着ている限りは)ほしいですね。絶対にほしい賞です。ピッチャーになったとしてもほしいくらいです」と目標を口にした。

 かねてOBの山本浩二氏がもつリーグ記録、10年連続受賞を目標に掲げている。「まだまだ長いですけど、なんとか超えられるようにしていきたいです」と燃えている。今季は535補殺で、自身がもつ二塁手のプロ野球補殺記録(2リーグ分立後に限る)を塗り替えた。日米野球でもファインプレーを連発した。誰もが知るところとなった名手だ。年齢を重ねてポジションが変わっても賞を取り続けたい。“赤い忍者”の野望は大きい。